【WS】TPというデッキの弱点【私見】
どうもラセンです。
今日はTriad primusデッキ、通称TPの弱点についてちょっとお話をしようかと。
TPというデッキについて少し解説。
CXを指定の門とストブで固める代わりに山5枚集中のTP奈緒、その奈緒がいれば全体レベル応援を付与し対応ストブが置かれたときに島風サーチを付与できるTP加蓮、これら後列の支援を受ける上に中央にいれば助太刀もイベントも封じるTP凛を中心としたデザイナーズデッキです。詰めの連パンのコストが軽く、暁や小梅も使えるとあって一躍環境トップに躍り出ましたが、規制の影響を受けて弱体。それでもトリオで使われることの多いデッキです。あと組む値段が高い。
自分もよく使っていたので思い入れのあるデッキではありますが、周りの評価ほどこのデッキは強いとは感じませんでした。その理由について説明します。
1.後列、CXへの高い依存性
ほかのデッキに比べて後列への依存度がとても高いデッキです。奈緒加蓮のどちらかがいなくなった瞬間に盤面はボロボロになります。また、奈緒加蓮が引けないとそもそもゲームにならないことが非常に多いです。僕はWGPで2戦連続で加蓮を引けずボコボコにされました。
そしてハンドを増やす手段がシナジーと集中しかないので、集中が当たらないと厳しい戦いになります。
2.思ったより扱いにくいレベル2帯
「パワーで負けなければハンドは減らないだろ」とお思いのアナタ。甘いです。
TPの基本ラインは中央14500です。ただ、これは面が全て埋まっている前提。
3面早出しはあまり現実的ではないので、端がレベル1だとするとパワーは7000しかありません。これを2面返されると中央のパワーは13500。ガッツンダーで手が届く数値となってしまいます。これに前述の手札の厳しさが重なり、助太刀で返そうにも助太刀がない、または返してもあとが続かない展開になってしまうのです。
仮に端も早出しできたとしても、TP凛で11500、杏で12500と思ったより低くコストに見合った働きになるかは微妙です。
そして悲惨なのが条件を満たせず早出し失敗のとき。こちらはレベル1のカードを使うしかありませんが、レベル2にぶつけるにはパワーが低く、それを底上げする手段もほとんどありません。レベル3に備えてpos凛を握っても、うっかりキャンセルを重ねて2-5くらいで止まるとできることがもう集中からの早出しくらいしかなくなります。
3.高すぎる打点
基本戦術が早出し、詰めが連パンのこのデッキ。レベル2からの打点がかなり高くなります。すなわち、圧縮があまりよくないデッキでもキャンセルを誘発してしまうことが多々あります。
このデッキはドラが多く、不要な打点が増えてしまうことが多くなります。また、高いパワーのTP凛が正面にキャラを残さないのでそれに拍車をかけます。
ほかにもありますが簡単にまとめると以上3点になります。
これを解決しようと杏入れたりレベル2入れたりクロアン入れたりといろいろ工夫しましたが、今度はストック不足という別の問題に悩まされることになり、TPを積極的に握ることは放棄しました。
もちろん使える人が握れば強いデッキです。しかし、自分の場合は持ち前の運の弱さが手伝って弱点ばかりが露呈する形となってしまいました。
この経験が、これからTPを握る人や現在TPを握ることに疑問を感じている人の参考になれば幸いです。
ここまで駄文失礼しました。